MSINFO32 の実行がエラーになる場合の対処方法
2010年9月18日 1件のコメント
こんな事やあんな事をやっていたため時間が取れず、更新間隔が開いてしまった。少なくとも週一で更新したいと思っているので忘れず時々ご覧いただきたい。
さてこれまでの 記事で 紹介してきた システム情報ツール (MSINFO32) について、特定の条件でエラーになる事が分かったのでそれについて追記したい。具体的には以下の条件の場合、MSINFO32 を実行するとエラーが発生したり、システム情報が正しくファイルに書き込まれない。
- Windows 7 (日本語版) を実行している
- Office 2007 SP2 または Office 2010 に含まれる Office IME 2007 または Office IME 2010 を既定の入力方式にしている
- MSINFO32.exe を実行してシステム情報ツールを起動する、または /nfo オプションか /report オプションを指定して MSINFO32.exe を実行しシステム情報をファイルに保存する
注意 : Office IME 2010 は Microsoft Officeの正規ライセンス(Office XP, Office 2003, Office 2007) を持っていればダウンロードして利用できるので、Office XP や Office 2003 を利用している場合でもこのエラーが発生する可能性がある。
この問題は Windows 7 に含まれている MSINFO32.exe (システム情報ツール) のバグである事が次のサポート技術情報に書かれている。
- Windows 7 の日本語版で、Msinfo32.exe ツールを実行すると、エラー メッセージが表示されることがあります。 (機械翻訳日本語版)
http://support.microsoft.com/kb/977620/ja - You may receive an error message when you run the Msinfo32.exe tool in the Japanese version of Windows 7
http://support.microsoft.com/kb/977620/en-us
エラーになったり情報がファイル化できず困るという場合は、サポート技術情報に書かれているように次のいずれかの方法で回避できる。
- 修正プログラムを入手してインストールする
- IME を Windows 付属の物に変更する
修正プログラムを入手する手順は以下の通り。
- 技術情報のページ上左にある [この技術情報に対応する修正プログラムのダウンロードのリスト] をクリックする
- 使用許諾契約書が表示されたら [同意する] をクリックする
- [修正プログラムのダウンロード] のページが表示されるので、ページ内の指示の通り必要な修正プログラムにチェックを入れ、メールアドレスを記入し、CAPTCHA に答えて [リクエストを送信する] をクリックする
- しばらくすると記入したメールアドレスに修正プログラムのダウンロード方法を記載したメールが届くので、その内容に従ってダウンロードする
IME を Windows 付属の物に変更する手順は以下のサポート技術情報に紹介されている。
日本語入力システムを Microsoft IME に切り替える方法
http://support.microsoft.com/kb/932104/ja
なお修正プログラムは近く公開される予定の Windows 7 Service Pack 1 に含まれる予定だ。